何回会議するか決まっていない管理表

先日、とある帳票の自動化を依頼されたときのお話。
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作りこんでいると、こんなリクエストが。まずは管理表の一部を抜粋。
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ここに書いた「会議」とは、設計審査(通称DR)のことで、通常は特定/不特定のタイミング含め数回行われるもの。確認したところ、

「最低3回はあるので、3回分を書き込めるよう増やしてほしい」

とのことだった。こんな感じで。
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このとき「最低」という言葉が気になった。なぜならこの言葉が、3回以上実施されることを暗に示唆していたからだ。

「4回目以降はどうするの?」
「その時は・・・列を追加かな」

自動化は、行列の増減に柔軟に対応できるようにはしたいが、一方でレイアウトの変更は極力避けたいところ。

そこで考えた。

  • 1回目が終わっていないのに、2回目が行われることはない。
  • 会議の予定と実際が分かれば良いので、前回開催日などの詳細は不要。
  • 3回でも10回でも100回でも対応できるようにした。

ということで、リクエストしてきた担当者と相談のうえ、最終的にこの形を提案。
了解をもらった。
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これなら、100回やっても列の数は変わらない。
何とか事なきを得たのでした。

参考まで。