表の作成あれこれ ② コード管理で揺らぎを抑制

Excelで作られた販売管理表をもとに、売り上げを集計したい。
そんな相談を受けたことがある。管理表の顧客名は、こんな感じだった。
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しばらく眺めてから、依頼者に訊いてみた。(幸い客先名称を管理する
客先名称コードがあったので、)こんな感じに直しても良いですか?
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人の目で見れば、「コーヒー」と「コーヒー」は同じもの。しかし、Excel
とってはそうではない。これは、文字のベタ打ちで頻発する問題と思われ。
また「株式会社コーヒー」と「(株)珈琲」が別会社だった日には、混乱は
不可避と思う。

一方でコード管理とすれば、元表のような表現の揺らぎは、簡単に抑制する
ことができる。またコードを打ち間違えた場合、

  1. 既存コード  ⇒ まったく別の名称となり気づき易い
  2. 未設定コード ⇒ エラーとなるため気づき易い

というメリットもある。

このときは提案を受け入れてもらえたので、マクロを作成するまでもなく、
ピボットテーブルで簡単に解決することができた。お勧めです。

参考まで。