ゴールシークが探しに行く向き

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Excelには、「ゴールシーク」という機能がある。たまに、お世話になっている。

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ゴールシーク:
 必要な値に対し、適切な入力を探します。

とある。例えば、B1セルに消費税抜き価格、B2セルに消費税込み価格を表示したとする。B2セルには、計算式「=B1*1.08」が設定されている。
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ゴールシークは、「消費税込みで1万円となる、消費税抜き価格はいくらか?」のような計算をする場合に役立つ。
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このように、今まで何も考えずに使っていたが、ふと思った。答えが複数ある場合って、どうなるのだろう?

例えば、このような場合。
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x=-2 のときと x=4 のとき、y の値はともに 10 となる。
そこで、開始位置を複数準備して、-2 と 4 のどちらに引っ張られるか試してみる。
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結果、このようになった。
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今回の結果だけから言えるのは、以下のとおり。

  1. 複数の答えがある場合、開始位置から最寄りの答え」を導き出す。
  2. 二つの答えの真ん中の値が開始位置である場合、+方向の答えを返す。

この法則の正否はともかくとして、開始位置が結果を左右する場合があることは、間違いないようだ。あるいはその時は、それなりの使い方が必要なのかも。

いずれにせよ二次以上の関数では、安易にゴールシークを使わない方が
よさそうです。

参考まで。