日付印を作成 ⑤ マクロファイル以外にも押印
先日から時代の流れ(脱ハンコ)に逆らい、Excelで日付印の描画に挑戦中だ。
前回は、日付印の色や部署、押印者名およびフォントの設定をシート側に記し、
マクロに馴染みがない人でもカスタマイズできるようにしてみた。
infoment.hatenablog.com
今日も、前回の続きから。
そもそも、このマクロを使う場合の押印先はほぼ、このファイル以外と考えて
間違いない。その場合、今回の電子印を目的のファイルに押す方法は、思付く
限り以下の3つだ。
- 電子押印したいファイルに、今回のクラスモジュールを移植する。
- 今回のマクロファイルをアドイン化する。
- 今回のマクロファイルを都度呼び出して使用する。
今回は、一番手軽な3番でやってみようと思う。作戦は、こんな感じだ。
- 先日作成したマクロに、押印したらファイルを閉じる仕掛けを追加する。
- クイックアクセスツールバーに、押印マクロを登録する。
押印したら閉じる理由は、通常、押印者がこのツールを認識する必要がないから。
押印のたび押印マクロファイルが起動し、それを手動で閉じるのは煩わしかろう。
そこでまず、押印後の自動終了を選択できるよう、チェックボックスを配置した。
選択する理由は、カスタマイズの際は閉じて欲しくないから。
次に、チェックボックスにチェックが入っている場合は、保存せず閉じる処理を
昨日のマクロに追加する。
Sub 日付印() Dim Stamp As VBAProject.Stamp Set Stamp = New VBAProject.Stamp Stamp.init Selection, Sheet1.StampColor, Sheet1.StampPart, Sheet1.StampName, Sheet1.FontName Stamp.DrawStamp If ThisWorkbook.Sheets(1).CheckBox1.Value Then ThisWorkbook.Close SaveChanges:=False End If End Sub
最後に、クイックアクセスツールバーに、今回の日付印を登録してみた。
※登録方法については、様々なところで紹介されているので、今回省略します。
結果は以下のとおり、任意ファイルの任意セルに、日付印を押せるようになった。
次回に続きます。
参考まで。