メンテナンスフリー

昨晩寝る前に、寝室の電気を豆球(ナツメ球?)に切り替えようとした。しかし、スイッチを何度切り替えても、豆球の明かりにならない。どうやら、豆球が切れてしまったようだ。
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豆球とLED

随分と前に、LEDに切り替えることを検討したことがある。豆球に比べ導入費は高いが、

  1. 消費電力が、豆球に比べて低い
  2. 寿命は、豆球に比べ格段に長い

など、多くのメリットがある。

でも結局、LEDに切り替えないことにした。最大の理由は、
「生活するって、そういうことかな」
と思ったから。世の中どんどん便利になって、メンテナンスフリーの部分が増えていく。その恩恵にドップリと漬かりつつも、せめて電球ぐらいは小まめに変えようかな、と。

  1. 豆球が切れると、小さな脚立を納戸から取り出してくる。
  2. 蛍光灯の丸いカバー(直径50cmぐらい)を捻って外すと、小さな羽虫の死骸がカバーの中に落ちているのが分かる。
  3. これらを綺麗に掃除してから、買い置きの豆球と入れ替える。
  4. 切れた豆球を持って近所のホームセンターへ行き、予備を購入。こちらでは、切れた豆球などを引き取って捨ててくれる。

このサイクルを繰り返していると、我家をメンテナンスしながら生活している気持ちになり、長く大事に使わなければという気持ちを定期的に思い出させてくれる。

一方で、新築の際に付けたエアコンは違った。こちらは
「お掃除ロボット付き。メンテナンスフリー」
の謳い文句を鵜呑みにして、何もしなかった。斯くして数年後、冷えが悪いと思い開いたエアコンの中身は魔窟と化していて、相当悲惨な状況になっていた。先程の豆球もLEDに変えていたら、めったに開くこともなく、、蛍光灯のフード内では今頃、羽虫が佃煮と化していたことだろう(意外と旨いかもしれない)。

Excel マクロの場合

Excel のマクロでは、ユーザーのことを思い痒いところの隅々まで手が届く作りにすると、なかなか問題が起きにくく、メンテナンスの機会も減ることになる。
しかしそれでも、幾つかの変化点では確認が必要だ。

  1. 組織が変わったとき。
  2. 扱い内容が変わったとき。
  3. OSが変わったとき。
  4. Excel のバージョンが変わったとき。
  5. などなど。

更に言えば、何もなくともたまに中身を確認すると良い。これを怠り、数年を経て問い合わせなどを受け中身を開いてみると、羽虫の死骸の如き「稚拙な内容」や「無駄の多いロジック」などのオンパレードに直面して悲鳴を上げることになる。

まあ、そのように感じるのは、それだけ自分が成長したことの証かもしれない。
(と思うことで、我が身を慰めることにします)。

以上、参考まで。