テーブルにレコードを追加するときの注意点 ③ 追加する場所を指定

Excelのテーブル機能について、昨日はAddメソッドを用いて、集計行があっても問題なくレコードが追加されることを確認した。
infoment.hatenablog.com
今日は、この方法についてもう少しだけ確認する。
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昨日のコードで、Addの後にカッコを開くと、このような案内が出る。
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ここで「1」を指定すると、一行目にレコードが追加される。
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「3」を指定すれば、三行目に追加される。
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ちなみに、二行しかないのに「4」を指定すると、エラーになる。
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当然と言えば、当然の結果。

それから、↓のように()内に何も記述しない場合は、最終行が追加される。

Set AddedRow = Tb.ListRows.Add()

レコード数が分からないからといって、わざわざ ↓ こんな書き方をする必要は無いということのようだ。覚えておこう。

Set AddedRow = Tb.ListRows.Add(Tb.DataBodyRange.Rows.Count + 1)

試しに、表に無い4列目のデータを配列に追加してみた。

AddedRow.Range = Array("ばなな", 300, "フィリピン", "美味い")

はみ出て表示されるかと思ったが(つまりD列に「美味い」と入力されるかと思ったが)、D列には何も表示されなかった。
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この特徴も使い方次第と思うが、乱用すると思わぬ失敗を招きそうだ。
注意しよう。

参考まで。