桃浦金太郎
※今日のお話は、Excelとは全く関係ありません。
今日は末っ子(小1)から、「何かお話して」とリクエストを受けて、
いつものように作った適当な話をご紹介。
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昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おじいさんの服の汚れはとても落ちにくく、おばあさんはいつも苦労して
いました。そこでおじいさんは、おばあさんのために強力な洗剤をつくり
ました。その洗剤のおかげで、おばあさんの仕事は大分楽になりました。
ところでその洗剤、川を流れ海に入って、海を汚してしまいました。海を
泳いでいた亀は苦しくなって、砂浜に逃げてきました。そこを子供たちに
見つかって、亀はいじめられてしまいました。
それを見て不憫に思った浦島太郎は、亀を子供達から助けてあげました。
浦島太郎は、助けた亀に「竜宮城へ連れていきなさい」と要求しました。
海に入ると苦しいので、亀は嫌だと言いましたが、浦島太郎は亀の背中へ
強引に乗ってきました。仕方なく亀は、竜宮城を目指しました。
海に入ると、洗剤が浦島太郎の体に入ってきました。洗剤は、強力な毒に
変わっていたのです。その毒で浦島太郎は、恐ろしい鬼に変身してしまい
ました。亀は恐ろしくなって、無人島に浦島太郎を置いて逃げ出しました。
やがてその島に、漁師さんなどで同じように鬼になった人たちが集まって
きました。そして鬼たちは、たくさんの悪いことをしました。人々はその
島のことを、鬼ヶ島と呼ぶようになりました。
突然現れた鬼たちを不思議に思った金太郎は、鬼がどこから現れたのか
調査することにしました。その様子は、やがておじいさんとおばあさん
の耳にも入ったのです。おじいさんは何となく、自分のつくった洗剤が
原因では無いかと勘づきました。
そこで、自分たちが逮捕される前に証拠を消そうと、鬼退治ロボットを
つくり、「桃太郎」と名付けました。おばあさんは、洗剤の中の成分を
研究して、食べた生き物がパワーアップする「きびだんご」を開発して
桃太郎に持たせました。桃太郎は旅に途中に出会った犬・猿・雉の食べ
させ、変身した「かつて犬・猿・雉であった何か」と一緒に、鬼ヶ島へ
向かいました。
ついに、桃太郎たちは鬼ヶ島につきました。彼らは、かつて人間だった
鬼たちと戦い、全部やっつけてしまいました。鬼たちはみな、降参です。
何とか証拠隠滅できたと思い、ほっとした、おじいさんとおばあさん。
しかし実は、桃太郎の行動は全部、金太郎に見られていたのでした。
おじいさんとおばあさんは、みんなにとても怒られてしまいました。
悪いことはできないものです。おしまい。
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う~ん、身も蓋もないな。
おしまい。