輪唱で例えてみた話

みなさんご存じの輪唱。例えばこちらの「静かな湖畔」。
※音が出るのでご注意ください。
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前の人が二小節歌ったところで、次の人が最初から歌い始める。
小学生の時に、多くの人が音楽の授業で習ったことと思う。

「静かな湖畔の森のかげから」が二小節であって、これを歌うのに約4秒かかったとしよう。今回は更に特別に、1番を延々と繰り返し歌うとする。

すると、Aさんの歌う歌詞と時間の関係はこうなる(図1)

だが実際は輪唱なのだから、こんな感じで複数の人が歌うことだろう(図2)




カッコウを「郭公」と漢字で書いたのは、カタカナだと入りきらなかったから。

ここで例えばCさんに着目する。歌い始めてから40秒後に、Cさんはどの小節を歌ったところだろう?様々な考え方があると思うが、ここではAさんとの「ずれ」に着目する。Cさんは、Aさんと8秒ずれているわけだから、AさんはCさんより8秒前に、つまり32秒のときに同じところを歌っているはずだ。なお、Aさんの歌う歌詞と時間の関係は、すでに図1で求まっている。このことから、Cさんは「もう起きちゃいかがと郭公が鳴く」を歌っていたことが判るわけだ。

以上の話は、物理で習う「波の式」を、何とか長男(高2)に説明しようと考えたもの。
y=Asin\displaystyle{\frac{2π}T}(t-\frac{x}v)
※図1 y-tグラフ
※図2 y-xグラフ

昨日咄嗟に考えた例えなので、厳密には違うと言われればそれまでだが、
理解の一助になれば幸いです。

※正しく知りたい方は、例えば ↓ こちらをご参照ください。
youtu.be

ご参考まで。