触媒とVBA
触媒とVBA(で作成したツール)には、似ている部分があると思う。
以下、触媒に関する内容は、全てWikipediaからの引用。
ja.wikipedia.org
- 触媒とは一般に、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう
- VBAとは一般的に、特定の業務実行速度を速めるツール(言語)で、自身はその前後で変化しないものをいう
一度作ってしまえば、何度でも繰り返し使用できるのが強みだ。
- 反応の種類に応じて多くの種類の触媒が開発されている。特に化学工業や有機化学では欠くことができない。
- 業務の種類に応じて多くの種類が開発されている。特に事務系の業務では欠くことができない。
事務系以外でも、実に多くの場面で活躍している。
- 適切な触媒を用いれば、通常では反応に参加しないような活性の低い分子(例えば水素分子)を反応させることができる。
- 適切なツールを用いれば、通常では業務に参加できないような人でも、業務に携わることができる(俗人化の解消)。
さらに言えば、通常は動かない人たちを動かしたり、通常は関わらない人との関りを持てたりする。
- 自発的に進行する方向に反応の速度を増加させる働きを持つ。
- 時間さえかければ手作業でも行える業務の速度を増加させる働きを持つ。
VBAが無くても、最終的に業務は完了できる。そう、時間さえ掛ければ。
- 自発的に起こり得ない方向への反応は触媒を用いても進行しない。
- 自発的に「変わりたい」という志を持たない人まで、スキルアップさせることはできない。
何にでも、向き・不向きってのはあるもので。無理矢理全ての人に学ばせる必要は無いと思う。
- 触媒の良否は目的物質の収率や鏡像体過剰率で判断され、これらの率が 100% に近いほど良い触媒とされる。
- ツールの良否は業務効率や成果物の精度で判断され、これらの率が高いほど良いツールとされる。
目に見えるほどの成果を上げても、なかなか評価してもらえないのが辛いところ。
- また副生成物の種類や量が、重要なファクターになる場合もある。
- また例外処理の種類や量が、重要なファイターになる場合もある。
例外処理が多いってことは、原料(データ)が不純物だらけってこと。もっと綺麗なデータをください。
誰かに説明する時の例え話として、使えるかも。
参考まで。