特殊解・一般解とVBA
先日息子(中2)から、数学の質問を受けた。
設問は、以下のような内容だった。
- 三角形ABCの∠BACを等分する、線分ADを引く。
- ∠ACBの外角を等分する、線分CDを引く。
- ∠ABCをα、∠ADCをβとするとき、αとβの関係を求めよ。
以下を知っていれば、簡単に求まる問題だ。
「三角形の一つの外角は、それと隣り合わない二つの内角の和に等しい」
α+2●=2■
β+●=■
∴ α=2β
しかしこれに気づけない場合、四苦八苦することになる。
ところでこの問題の特徴として、具体的な角度が全く登場していない。
ということは裏を返せば、何度であっても成立するわけで。例えば馴染みのある
直角三角形で作図すると、このようになる。
30=15×2
ということで、
- 検算に
- 導出のヒントに
など、それなりに有効と言える。
Excel VBAにおいても、同じようなことが言える。例えば作成に行き詰まったら、まず特殊な条件で作ってみると良い。
- まず特殊解を作成し、次いでそれを一般化する。
- まず部分を作成し、次いでそれを組み合わせる。
この時に注意すべきは、部分最適の寄せ集めにしないこと。なぜなら繋ぎ合わせの個所で、不具合が発生する恐れがあるから。しかしいきなり全体最適を見越して作るには、それなりの経験も必要なわけで。
つまりどれだけ上達したと思えても、日々の創意工夫と練習が大事ってことで。
参考まで。