久しぶりの加法定理
5月の連休中に長男(高2)の数学で、久しぶりに加法定理と再会した。
これを用いると、↓のようなお絵かきマクロに必要な値を求めることができる。
点Pを中心に点Q1を 回転させたときの点Q2の座標。
まず、基本に立ち返ってみる。下図においては、定義により次が成立する。
両辺にを掛けて、
では、この場合はどうだろう。
Q1がx軸からα回転したものであるとき、Q2はx軸からα+β回転するわけだから、
先程の結果から考えると以下が成立する。
ここで加法定理を用いると、次のように変形できる。
角度αを求めなくとも、
であるから、加法定理の中身からαに関する部分が消えて、そこそこシンプルに
なってくれるわけで。
ということで、例えば ↓ こんな具体例で、Q2の座標を求めてみよう。
結果がこちら。多分、合ってると思う。
参考まで。