直感的な「角度の理解」に向けて ④ ~ クイズ形式に ~
先日から、スクロールバーで扇形の角度増減を行うマクロに取り組んでいる。
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本日は、これをクイズ形式にしてみる。
小学生が習いたての頃は、算数の様々な概念は感覚として身についておらず、数字を正確にイメージできない場合が多い。例えば我が家の長男は、お菓子を配る問題で割り算と掛け算を間違えて、解答で一人に5000個ずつ飴を配ったりしていた。
数字の大きさと現実が、上手くリンクしていなかったためだろう。
そんな長男も、今は中学生になり、もちろん5000個配るような答えになれば、即「これはおかしい」と気づくことが出来る。個人的には、この「違和感」を持てるかどうかが、極めて重要だと思う。
そこで、我が家の長女の「角度問題」についても、角度の大きさと数字の不整合に違和感を持てるよう、クイズ形式にすることを試みた。
例)
Q.120°にしなさい
A.スクロールバーで、120°まで扇形を開いてみる
まずは、昨日のユーザーフォームに一手間加える。こんな感じだ。
今回は、主に以下の3つが追加されている。
- 開始ボタン(StartButton)
- 判定ボタン(JudgeButton)
- 指定角度表示用ラベル(Label5)
開始ボタンを押すと、乱数で0~360までの整数を作成。スクロールバーで角度を調整して、判定ボタンで答え合わせとなる。今回追加したコードがこちら。
Dim Answer As Long Private Sub StartButton_Click() Answer = Rnd * 360 Label5.Caption = "指定角度:" & Answer & "°" ScrollBar1.Value = 90 End Sub Private Sub JudgeButton_Click() Dim Result As Long Result = ScrollBar1.Value - Answer If Result < 0 Then MsgBox "残念! " & Result & "°小さいです。" ElseIf Result > 0 Then MsgBox "残念! " & Result & "°大きいです。" Else MsgBox "正解!!" End If End Sub
実際に動かしてみると、こんな感じだ。
左下に見えている答えを隠したりなどが必要で、まだ完成には程遠い。
明日に続きます。
参考まで。